ダークサイド・レイン未解決事件簿

Youtubeチャンネル『レインの未解決事件簿』で語れなかった内容など

【未解決事件】名古屋市西区主婦殺人事件ー残された乳酸菌の謎

事件現場に残されたのは飲みかけの乳酸菌飲料だった。白昼の名古屋市住宅街で起きた未だ犯人の逮捕に至っていない殺人事件を紹介します。

亡くなったのは当時32歳の主婦高羽(たかば)奈美子さん。事件は19991113日、名古屋市西区のアパートで起きました。

美奈子さんがテレビをつけ、掃除機をかけ掃除をしている最中に何者かが侵入、首を刃物で刺して殺害。このとき、当時2歳だった被害者の長男も事件現場にいたようです。この長男に怪我はなく、被害者宅は物色された形跡もなく、強盗目的ではないことが読み取れます。このアパートの大家さんが第一発見者です。その日の午後2時ごろ、採れた柿を持っていった際に倒れている奈美子さんを発見しています。

 

犯人の特徴

この犯人は奈美子さんを殺害するにあたり自分自身も怪我をしていて、血痕が現場に残っていて血液型はB型であることがわかっています。また、逃走の際の目撃者は2名存在しており、当時40歳から50歳の女性だと言われています。

警察犬がその血液を追い捜査を行なったようですが、自宅から500メートル先でその血液は完全に消えています。この逃走ルートにどのような意味があるのでしょうか。

また、現場には高羽家で普段飲むことのない乳酸菌飲料が、飲みかけの状態で残されていました。この乳酸菌飲料、犯人はどのような意図で現場に置いて去ったのでしょうか?

 

仮説

この日犯人が高羽家に訪れた際にどのように侵入したのか、鍵が空いていたのか。

この犯人、訪問販売員を装って高羽家に侵入したのではないでしょうか?

乳酸菌飲料の訪問販売員を装って接触、その後殺害に至ったと考えることが自然かと思われます。しかし、どうしてそのような手段を用いてまで殺されねばならなかったのかという疑問は生じます。誰かの一方的な恨みがこのような事件を引き起こしたのでしょうか。

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この乳酸菌飲料販売・配達区域も35km離れた地域で販売されているものでした。これは捜査を撹乱するため意図的に置いてきたと捉えることが妥当のように思います。

500m先で急に途絶えたその痕跡からも、共犯者がそこで待機して車で逃走し足取りを追跡することができなかったのではないか?そのように考えることもできるでしょう。

 

 

おわりに

遺族の高羽悟さんは、現在もこの事件が起きたアパートに住み続け、毎年事件が起きた1113日には犯人の特徴などを書かれたビラ配りを行い情報提供を呼びかけています。事件とメディアの関係性、非常に複雑なケースが多い中、悟さんはメディアの取材に積極的に応じ当時のことを振り返り、解決のために殺人事件被害者遺族の「宙(そら)の会」代表幹事をされています。

 

もしも、22年前のあの日目撃した覚えがある方、あるいは奈美子さんと関わりがあった方で何か事件に関与しているかもしれない情報を持っている方は愛知県警西署にご一報ください。

 

youtu.be

 

 

参考記事

bunshun.jp

 

www.jprime.jp